JJ

JJの気まぐれブログ

1年遅らす勇気

みなさんお久しぶりです。気づいたら2ヶ月強もの間ブログを更新していなかったみたいです。自分の好きなペースで投稿するとは言ったもののさすがに間隔を開けすぎてしまった気がします笑 

さて現状報告ですが、2ヶ月前からワシントン大学での授業が始まり、新しい環境と言うことで少しばかりの緊張もありながら、無事学期の3分の2程が終わる時期までやってきました。今学期は物理、有機化学、社会系の授業の3授業14単位分を履修していて、今のところはどの教科も順調にやれています。興味がある人もいるかもしれないのでなぜこの3つの授業をとっているのか、と言うのも書いてみたいと思います。僕が毎学期履修する授業は全て自分が行きたい専攻の卒業要件と自分が行きたい大学院の必須要件を満たすための授業を選択しています。学びたい分野が学部4年間と大学院で類似している場合(学部生物専攻、大学院医学部など)は大半は学部の卒業要件を満たす授業を取っていれば、自然と大学院の準備をしていることになります。もし分野が違っていたとしても大学を卒業しなければ大学院には進学できないので、基本的には皆大学の自分の専攻の卒業要件を満たすべく履修を組んでいます。専攻を決まる期間は日本のように入学時ではなく、在学中いつでもというスタンスで、基本的には大学2〜3年時に決めて1、2年次には一般教養の卒業要件を満たし、3、4年次には専攻科目を取るという学生が多いです。僕の場合編入生ということで新入生ながら3年生なのでこの冬休みに行きたい専攻に願書を出す予定です。さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回のポストの本題はここからです。

昔から僕のことを知っている人はある程度わかってもらえるかもしれませんが、僕はこれと言った得意科目、苦手科目、あるいは興味がある科目、興味がない科目もあまりないタイプのつまらない学生です。常に全教科ある程度のスタンスでしか勉強してこなかったのでどの分野の理解度にも深みはなく、こんなやつがそもそも大学院に行く必要があるのかなんて正直思ってはいます。ただできる限りのポジティブな見方をすると、どのアカデミックな教科も特に苦手ではないのでやる気さえあれば幅広い選択肢があるとも解釈できます。こんな心持ちなため専攻選択は去年から1年以上をかけてじっくりと考えて半ば消去法的な手法で大きく分けて2つに絞ることができました。その2つとはGeneral BiologyとBiochemistryです。どちらも似たような分野ではあるのですが卒業要件や重きを置いている分野は少々違います。General Biologyでは主に生物についての勉強で、人間だけでなく他の動物がどのように生きているかなど”生”についての学びが基本です。一方Biochemistryは化学と生物の相互関係に重点をおいた学問で、この化学物質を人体に投与するとこんな生物的な反応がある、とう言うように化学、有機化学の色合いが強くなっています。

この2択で悩んではいるのですが、正直言うと興味度から言うとBiochemistryに方が自分の中では優っています。まだ確実に決めた訳ではないのですが、大学院は製薬について学べる医療系の大学院で勉強したい気持ちがあるので、Biochemistryの方が製薬に近いことは学べるからです。とはいえ学部時代に勉強することは専門的というよりは専門の勉強をするために必要なその分野の基礎知識を習得するといった意味合いの方が強いので、正直どちらの専攻を出ても大学院への進学といった意味では大差ありません。そこが迷いを生じさせている原因で、となれば後僕が考えなければならないことはこの2専攻の卒業要件を比べることです。卒業要件という意味ではGeneral Biologyの方が制限が緩く、卒業に必要な授業は選びたい放題という感じです。100個ほどある生物系の授業の中から10個ほど取ればいいというように自由が多く、卒業必要単位も全学部最低タイの180となっていてあと2年弱でストレートに卒業することも現実的です。一方Biochemistryは制限が多い専攻で有名で卒業必要単位198と多めで、さらに専攻科目は基本的に全ては必修、と選択肢がほとんどありません。そのためあと2年弱でストレートに卒業するのは至難の技で可能ではあるもののGeneral Biologyに比べると少し厳しいかなという印象です。行きたい大学院にもよりますが、院試の準備やボランティア、専門分野でのインターンなど学校に通いながら時間をかけて準備をしなければならないことも多いので、やはり卒業しやすいGeneral Biologyは魅力的ではあります。とはいえせっかくの一度きりの大学時代、やはり自分が一番興味のある(相対的に)分野を専攻するのが正しいような気もしていて迷っているところではあります。まとめると、General Biology専攻だとストレートに卒業はできるかそこまで興味があるわけではないゴリゴリの生物の授業を来年1年間取り続けないといけない。Biochemistry専攻だと授業は忙しく卒業にはプラス1年かかってしまうかもしれないけれど、自分が学んでみたいことを学べる。というような比較になってきます。

僕はなるべく若いうちに専門の勉強をすることが大事と考えているので、昔からかなり休学や浪人、gap yearなど専門の勉強をする以前に学年を下げることに対して抵抗があります。ですが特にこの考えにこれといった根拠もないので最近は1年遅らせてでもより意義のあることができるのならばそっちの方がいいのかなという気もしています。性格的には2年弱でストレートに卒業し大学院にそのまま進学するということを条件に可能であればBiochemistry、厳しそうならGeneral Biologyになりそうではありますが、正直もっと余裕を持ちたいなとは思っています。何かアドバイスやコメントなどあったら気軽に連絡ください!長く読みにくい文章で申し訳ありません!ではみなさんお元気で!読んでくださりありがとうございました〜!