JJ

JJの気まぐれブログ

事件簿No.1

長い長い夏休みもあと2週間ちょっとと終盤にさしかかってきて、天気もひんやり涼しく秋らしくなってきました。自由時間も非常に多く妹の学校の送り迎えやおつかいを頼まれることも多い毎日ですが、そんなのんびりとした日常に今日、とんでもない事件が起きてしまいました。

今日のおつかいは大きくわけて4パートに分けられる少々時間がかかるものでした。まず1つ目は車を3分ほど走らせたところにある銀行で親のカードから現金300ドルをおろしてくること。2つ目はそこからさらに車で10分行ったところにあるスーパーでお菓子と調味料を買ってくること。3つ目はスーパーの近くにあるコストコに行き水と炭酸水を箱買いしてくること。4つ目は家の近くのスターバックスでお母さんにコーヒーを買って行くことでした。

どの場所にも1人でも家族とも何度も行っているので特に難しいこともなく、最初の2つのおつかいはスムーズに終わりました。3つ目のコストコでのおつかいも迅速に済まし、荷物を積んで後は家の近くのスタバに寄ればおつかいは終わりだーと思っていました。かなりスムーズで時間に余裕もあったのでせっかくだからタピオカを買って帰ろう、と思い立ち、コストコの近くにあるタピオカ屋さんまで車を走らせました。さあ車から降りて店に入ろう、と思っていた矢先に僕は重大なミスに気づいてしまいました。なんとカバンの中に財布がないのです。いつも財布はカバンの中に入れているのでないことに焦りましたが、荷物を積んでいる時にトランクに入れたかもと思ってまあ車のどこかにあるだろう、程度に思っていました。しかし車の隅々まで確認してみても財布はありませんでした。長財布なので隙間にあるはずもなく急に交感神経が活性化しパニック状態に陥りました。次に咄嗟に思いついた行動はコストコに戻るということでした。コストコで会計を済ませ店から出てくる時のレシート確認まで財布を持っていたので、その後使っていたカートに置きっ放しにしてきたに違いない、と思ったからです。パニックのまま急いで車を走らせコストコの駐車場に戻り、カートを戻した場所に向かいました。するとなんと不運なことに僕の戻したカートだけありませんでした。タピオカ屋さんに行っていたとは言え、とても近い場所だったのでコストコに戻ってきたのは出てから10分くらいのはずでした。そんな短時間の間に、それもわざわざ入り口から離れた駐車場に止めてあるカートを持っていく人なんていない。そう思いました。一応カスタマーセンターに落し物はないか確認しましたがありませんでした。これは終わったな、と思いながらも道行く人に見かけなかったか聞き回り、お店の外にあった全てのカートを見て回りました。親にカードを止めてもらうように連絡し、車の中も何度も確認しました。30〜40分の間走り回り探してみましたが見つかりませんでした。もう盗まれたに違いないと思い帰ろうと思っていましたが、お母さんにパニック状態で運転するのは危ないと言われていたので放心状態で車の中で待っていました。そろそろお母さんが来る時間になった頃もう一度だけオフィスに行って確認してみようと思いコストコに入ろうとした時、大男に話しかけられました。”君が財布を探している子かね?見つかったよ”。と言われダッシュで店内のオフィスに向かいました。するとなんと幸運なことに僕の財布はオフィスに届けられていました。話しによると財布の存在に気づかないままカートを使っていたファミリーが会計後に気づき届けてくれたそうなのです。無くしてから約1時間が経過し諦めかけていたので安堵のあまりオフィスで号泣してしまいました。人によっては財布や携帯を無くしてもそんなにパニックになったりはしないのかもしれませんが、親のカードや数万円相当の現金、運転免許証、学生証、など生活に必須なものを失ってしまったという絶望感は僕にとってはつらいものでした。今回は幸いなことに何も盗まれず返ってきましたが、これからはもっと気をつけていきたいと思います。さて、ここからは追記のような形で今回財布を忘れてきたしまったいくつかの要因、心の隙を自分なりに分析することで今後の対策にしていきたいと思います。

1、水と炭酸水を箱買いしていたため大きいものしか目に入らずカートの手前に置いておいた財布が視野に入らなかった。

2、次に僕の場所に停めようとしていた車がいて待たせたくなかったので、荷物を積むのとカートを戻すのを急ぎながらやってしまった。

3、車に乗った時にカバンの確認をせずに次の場所に向かってしまった。

この3つ、特に2つ目の焦りが大きな要因だったのかなと思います。人間焦ると普段のリズムや落ち着きを失って凡ミスをしやすくなってしまう、ということを再確認できました。これからは自分のペースは崩さずに、出来るだけ落ち着いて生活していきたいと思います。