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JJの気まぐれブログ

シアトルでのマッチングアプリ使用体験談

今回のテーマは僕のマッチングアプリ使用遍歴についてだ。大学卒業までは使ったこともなかったが、社会人になり手を出してみた。早速本題に入ろう。

 

1人目:イェール大卒のスーパーエリート

大学4年時に付き合っていた彼女と別れたのは、僕が社会人になって数ヶ月経った202111月初めのこと。翌年1月にマッチングアプリでアカウントを作成した。BumbleHingeが人気と聞いたのでその二つを試してみることに。するとマッチはある程度するものの、なかなか会うまでに至らない。途中で会話が切れることが大半だった。そんな中、3月に遂に初めて対面で会う約束を取り付けた。相手は中国系アメリカ人のYさん。22歳という若さでイェール大でマスター(修士)まで取っていた秀才だ。同じ製薬業界で働いていたが、メディカル・スクールに入るために準備していたようだ。初回は無難にディナーを楽しみ、その翌週もまた会った。だが、その後は会うことはなく、連絡も取らなくなった。とても良い人だったのだが、お互いに特に芽生える感情がなかったのが続かなかった理由だろう。相手がエリートすぎて、話しのレベルを合わせるのが難しくもあった。だが、変な感じになることもなく、恋愛の可能性が見えなかっただけなので、個人的には良い経験だった。

 

2人目:唯一の成功例

その後もアプリを適度な頻度で使い、6月に会ったのが元カノであるインドネシア人の美女、Jさん。最初のデートの段階で会話が弾み、2回目以降もとてもスムーズだった。話しが途切れることなく、会った後もずっとテキストでやり取りをしていたため、今思えば付き合うことになるのは自明だったのかもしれない。最終的には付き合って4ヶ月で別れることにはなったが、マッチングアプリも捨てたものじゃないと思えた成功体験だった。

 

3人目:鳥肌が立つほど生理的に無理だった巨漢

3人目に会ったのも6月のこと。まだJさんと1度しか会っていない段階で、友達になれた程度だったので、アプリは引き続き使っていた。この3人目の人はアメリカ育ちの白人で、メッセージの段階から、僕の容姿を可愛いと褒めてきたので珍しいなとは思っていた。まあ好意的に思われるのは悪いことではないなと思い、会ってみることに。寿司を食べに行ったが、会ってみると写真よりもかなりふくよかな方だった。まあそんなこともあるだろうと会話を始めたが、少しすると鳥肌が立ってきた。相槌を打つ時の引き笑いが、魔女が出すような低い声でのヒヒヒといった感じで、引いた。会話もどストレートで、「あなたは可愛いから抱きたい。私ファーストデートで勢い余ってセックスしたこともあるから大丈夫よ。」と面と向かって言われて、気持ち悪いなと思った。この場に来たことを後悔しつつ、帰りたい一心で、会って1時間も経たずに店を出て帰路に着いた。帰ってからテキストが来たが、「この先が見えないのでごめんなさい」と丁重に断り、無事トラウマ行きの思い出となった。

 

4人目:見た目と年齢はドストライクのお姉さん

元カノと別れた後、シアトルの冬の天気も重なり、軽い鬱症状に悩まされた昨年12月のこと。そんな時期にアプリを入れ直しマッチングしたのが、2個上の日本人のお姉さん。年末にまずはカフェで会い、翌週には二人でカジノにも遊びに行った。とても可愛いお姉さんで、日本語で話せることもあり仲良くなった。常に23個年上と付き合ってみたいという憧れがあったため、そういう意味ではパーフェクトだった。癒されはするので特に誘いを断る理由もなく、年が明けてからも更に2回ほど会う仲に。そのお姉さんは住み込みのベビーシッターのプログラムのようなもので、日本からシアトルに来ているとのこと。最長2アメリカにいられるようで、遅くても来年の夏には日本に戻ってしまうそうだ。とても優しいのだが、恋愛相手としての可能性は残念ながらなさそうだ。というのも、なかなか話しが合わない。かなりふんわりした人で、あまり先のことも考えていない様子。友達としてはいいが、それ以上の関係になる上で深い話しをできないのは致命的だと考えているため、その先が一切見えなかった。このプログラムで来ている人の中には、アメリカで婚約相手を見つけこちらに残る人も一定数いるとのことで、そのリスク回避も兼ねて極力自分からは連絡しないようにはしている。

 

5人目:水取ってきてウーマン

今年の1月に1度だけ会ったのが同い年の日本人の子。普段は車で3時間離れたところでベビーシッターをしているが、ホストファミリーの冬休みでシアトルに来たとのこと。たまたま僕も暇な日だったため、会うことに。お気づきかもだが、彼女も前述のお姉さんと同様のプログラムでアメリカに来ている子だ。この子も可愛くはあるのだが、なんせ会話が浅い。またこのパターンかと思い早々から興味は失いつつあったが、領事館に連れて行ってほしいとのことだったので、氷道を渋々運転して連れて行った。途中シェイク・シャックに寄り昼食を食べたが、フードが届くと、「水取ってきて」と指図してきた。会計も僕が払い、氷道にも関わらず車も出して、水すらも取ってきてと指図され、こいつ何様やねんと少しイラッとはした。この時点で彼女に対する興味はゼロになり、領事館に送るだけ送って帰ろうかとも思ったが、流石に家までは送ってあげた。その後ラインで「私に興味なかったでしょ?」と来たので、流石に勘づかれていたようだが、弁解する気力も残っていなかった。

 

6人目:32歳ってこんなおばさんなん??

この人はまさに今日会った人だ。昨晩急にHingeでメッセージが来て、今日会うことに。32歳の日本とアメリカのハーフのお姉さんだ。メッセージのやり取りの時点で、とてつもないジェネレーションギャップは感じたが、来るものは拒まずスタイルで会ってみることに。公園で待ち合わせをしたが、会話を始めて1分持たずで無理だなとなった。引き笑いが低い声でとてもおばさんだ。CAとして働いているとのことで、仕事の話しなどはなんだかんだ面白かったが、とても32歳とは思えない老いを感じた。散歩をしながら5分に1回はベンチに座らなければいけない体力で、過去の恋愛遍歴もそりゃあんたシングルですわとなるような内容ばかり。途中から自分は一体何をしているんだろうという感覚に陥った。会ってすぐ帰るのは失礼かと思い、2時間ほど一緒にいたがしんどかった。相手は8個上でバリバリ稼いでいるのにカフェで僕が奢ったのもよくわからないし、これまでは10個上くらいの人としかデートしたことないとのことで、もう二度と年下にメッセージ送るなよと忠告したいくらいだった。思えば、会う前から変な人オーラは出ていたため断ればよかっただけなのだが、怖いもの見たさで行ってしまった自分が悪い。

 

~総括とこれから~

会った人はこれだけだが、メッセージのやり取りをした人は他にもたくさんいる。僕は週末暇な時にアプリを開く程度だったためこの数だったが、積極的に使えばもっと出会うことは出来るだろう。マッチングアプリを使ってみて思ったのは、色々な人と出会えてしまうこと。学校や職場では、バックグラウンドや社会での立ち位置が似たような人が集まっているので気の合う人も多いが、世の中には全く違う所で生きている人たちも大勢いるのだ。僕は今まで出会ってきた人たちが、留学で会った人たち&慶應UWの人たち、理系の大卒以上しかいない現在の職場の人たちなど、一般に比べると少しエリートと呼ばれる人に囲まれて生きてきたので、そのレベルが標準だと錯覚している。そのため、キャリアの悩みなどを相談しても理解してくれる人たちばかりだし、そこまでふんわり生きている人もいない。だが、世の中には必ずしもそういう人ばかりいるのではないと学んだ。僕が話していて楽しくないように、相手からしても僕の人生観の話しなどはつまらないのだろう。もちろんそれが全てではないが、確率的に言えば、どうしてもバックグラウンドや社会的地位が似通っている人同士の方が、分かり合える確率は高いものなんだと思う。

ということで、恋愛相手を探すという意味では、選択肢は大きく分けて2通りある。1つは数打ちゃ当たる理論で、マッチングアプリを使い続けること。実際元カノとの出会いがアプリだったように、気が合う人とも出会えるのがオンラインデーティングの良さだ。もちろん、合わない人も多いし、時間もお金も労力も割くので疲れはするだろう。だが、オプションとしてはそこまで悪くないのかなとは思う。

2つ目の選択肢はマッチングアプリは使わないこと。どうしてもアプリで出会う人とは恋愛が最初から視野に入ってしまうため、友達になれた人でもならずじまいで終わるなんてこともよくある。そこに時間を使うくらいなら、対面で出会った方が良いのかもしれない。どこで出会うかというのが社会人の難題ではあるのだが、、、

 

~そもそも彼女は必要なのか?~

大学で初めて彼女ができてから、僕自身少し変わってしまったようにも思う。今まで知らなかった愛の良さを知ってしまい、自分の幸せを彼女に求めてしまう他人依存型になってしまった節がある。そのため別れるごとに次の出会いを求めてしまっているのだろう。だが、どうだろう。他人依存型の幸せでは、自分の人生や感情をコントロールすることがとても難しい。実際別れるごとにアフターショックは大きくなるばかりだし、今まで経験したことのないような鬱の症状にも悩まされたりもした。ここは一回、自分でしっかり舵を取り直すべき時なのかもしれない。

過去の自分がしていたように、何か目標に向かって努力をしたり、プロジェクトに取り組んでみたり、自由時間を自分だけで有意義に過ごせるようになれば、彼女なんていなくても十分人生を楽しめることだろう。社会人になって時間を持て余すようになり心に余白が生まれてしまっているのが、ここまで出会いを欲してしまっている原因なような気がする。この余白を他人に埋めてもらうのではなく、自分で埋めるような何かを探していく方に方向転換したいとは思っている。その案としては、大学院進学を本気で考えてそれに向けて準備をしたり、何か新しいことを学び始めたりなどがある。また、親がシアトルで飲食店経営を考えているとのことで、それが本格的に始まれば、自分も共同オーナーとしてビジネスに労力を注いでみるのも面白そうだと考えている。

後は、もっと自分に自信を持ち、心に余裕を持つこと。僕は24歳になったばかりとまだまだ若い。出会いがないと焦るほどの歳でもないだろう。大学もある程度の所を出ているし、キャリアもスタートとしては上々だろう。お金も既にある程度蓄えてあるし、これからも特に金銭面で困ることはない気がしている。言語も英語、日本語、韓国語と話せ、複数国で住んだ経験もあるので、キャリアも生活もオプションが多い。身長や容姿などは特に誇れるものはないが、コミュニケーションは普通に取れるし、恋愛経験もゼロではない。もしかすると人生観や性格に難があるのかもしれないが、この先一生彼女ができなくても、自分の力で生きていく分には問題ない自信がある。もしこのままシングルなら、妹や親、仲良い友達をサポートすることで恩返しをすればいいだろう。かなりポジティブな方向に持っていってはいるが、恋愛や結婚にこだわらずに、自分本位で幸せと感じられるバランスの良い人生を送れば彼女なんていらないのだ。

これから同世代でも結婚していく人が増えていくことだろう。もちろん当人たちには喜ばしいことだが、だからといってシングルである自分を卑下する必要は全くない。他人は他人、自分は自分と割り切って、より芯のある人間になれるよう、日々自分と向き合っていきたい。シングルのみんな、元気出して行こう!既にパートナーいる人たちは末長くお幸せに!