JJ

JJの気まぐれブログ

社会人生活スタート

前回ブログを書いてからまた半年弱経ってしまいました。卒業、就活、新生活と忙しい毎日を過ごしてきたのですが、久しぶりに何か書き残しておきたいなということで投稿します。前回からかなり時間が経ってしまったので、とりあえず3月から8月までどんな出来事があったのか振り返りながら、自分の興味のあることやそれについての考えなども書いていきたいと思います。

まず3〜6月初めまでは通っていたワシントン大学での最後のクオーターだったので、メジャーだった生化学や興味のあった環境科学など3つの授業を履修しました。オンラインだったことや最後のクオーターだったこともあり正直モチベーションは今ひとつだったのですが、授業内容はとても面白かったです。成績はそこそこで乗り切り無事に6月初めに卒業することができました。大学卒業後すぐに製薬系またはバイオテク系で働きながら経験を得るのがプランだったため、4月5月は就活も頑張りました。就活と言ってもただオンラインで自分のレジュメ(履歴書)を興味のあるポジションに出してただけだな、と今となっては思います。特にコネクションがなかったことやインターンも学校のラボも全くやっていなかったので、開き直って自分の夢やこの分野に対する熱意をアピールする方針でレジュメを作りました。4月中旬から5月初めまでの期間に合計5社15ポジションくらいにレジュメを送り、結局は1番早く連絡をくれた会社に就職することが決まりました。応募してから数日後に電話をもらい、そのまた数日後にマネージャーやチームのメンバーとビデオ通話で面接をして正式に内定をもらいました。家から車で10分の場所にあったことや、規模的にも小さすぎず大きすぎず経験を積むにはちょうどいいなと思ったこと、そして話してくれた全員が好印象だったので内定をもらった当日に契約書にサインをして6月9日から働くことが決まりました。

最後の期末試験が6月8日にあったので、社会人1日目は学校の延長線上のような気持ちで始まりました。正直どんな仕事をするのかということは面接で説明はされていたものの、あまり理解できていなかったので3ヶ月働いてやっとわかってきました。会社がやっているビジネス自体は実験用具製造から病院と提携した研究など多岐にわたるのですが、僕が関わることになったのは患者のサンプル分析です。患者さんが病院に来てHIVが陽性か陰性かなどを知りたい時、病院はそのサンプルを会社に送ります。会社では結果を判定できる機械があるため病院が委託している形です。この機械というのが仕組みがかなり複雑で、機械を動かすために必要な化学溶液や化学物質は全て会社で作らなければならず、僕は基本的にそこに必要な溶液を毎日作っているという感じです。HIVはあくまで一例で様々な機械で多様な病気の有無を分析しています。側から聞くと難しく聞こえるかもしれませんが、溶液の作り方は至ってシンプルです。基本的には定められた化学物質を定められた量測って混ぜるだけです。僕が作っている溶液のサイズは10m L〜150Lまでかなり幅広く、1日の半分は混ぜている時間なのでその時は外で休憩したりラボの中で他の人としゃべったりしています。僕が働いているラボは2部屋で合計5人しかいない小さいチームなのでみんなでわいわいしながらストレスなく仕事ができているのは幸運だなと思います。定時というものも無いので基本的には他のメンバーに合わせて7時20分くらいに行って15時過ぎ〜遅くても16時までには帰っています。

僕が働いている会社は同業種の中では給料が安い方ということは働き始めてからみんなに聞きました。ちなみに僕の給料は年収5万ドルです。同業種他社では大卒1年目の似たようなポジションに出す給料は5万弱〜7万ドルだそうです。ということで僕がもらっている給料は業界の中ではほぼ最低賃金レベルみたいです。ただ大卒・バイオ系専攻が必須条件なので入れる人がある程度限られているという意味である程度の額は出してくれるのかなと思います。ちなみにシアトルは人件費がかなり高い部類でコンピューター系やエンジニア系の新卒は年収6万〜12万ドルまでもらえる世界だそうです。文系学部や残りの学部は基本は新卒年収4万〜6万ドルくらいなのかなと調べてみて思いました。僕は実家暮らしということもあり今の給料には特に文句はなかったのですが、毎日16時までには帰れることと仕事後体力が有り余っていたこともあり、6月中旬からこれまた家から5分のところにある日本食レストランでサーバーとして週2〜3回のバイトを始めました。アメリカにはチップ文化があるのでサーバーは効率よく稼げそうなのと、シンプルにやってみたかったのですぐに面接をして働き始めました。飲食店でのバイト経験が一切なかったので最初こそメニューを覚えることや接客に苦労したものの、少し慣れた今はあまりストレスなく働けています。ちなみに給料はチップ込み手取りで月1000〜1200ドルくらいです。僕は週2日か3日でシフトは17時半前から21時ごろまでで時給換算にすると30〜40ドルくらいです。こんな感じで働くと年手取り合計約5万ドルは稼げる計算になります。

アメリカに来て僕の価値観が一番変わったのが投資とお金についてです。日本にいる頃は貯金のみがお金を貯める方法だと思っていたのですが、こっちに来てからお金を動かすことの大切さに気づきました。投資をすると歴史的に年平均7%のリターンが期待できます。もし今僕が1万ドル投資したとして52歳になるまで30年何もせずに置いておくと1.07の30乗で7.6万ドルになります。もちろん上がれば下がることもあるのが株式なのですが、学べば学ぶほどやらなきゃ損だなと思うようになっていきました。それとともに5月から自分でも投資を始め基本的に会社の給料は7割投資3割貯金しています。バイトを始めた理由はそれ以外で自分で使えるお小遣いが欲しかったことと親や妹、友達に使える余裕のあるお金が必要だったのが主な理由です。やっぱりお金はあればあるほどできることが増え、自分で救えることができる人も増えるので若くて体力があるうちに全力で稼ぎたいのが僕の人生観です。もちろん時には進学したり旅行に行ったり自分に投資をするのは大事だと思うのですが、僕は”Live as you're broke if you want to accumulate wealth”という考えをモットーにしたいので、若いからと言って浪費せずにプランを持って投資・貯金をしていくのが理想的かなと思っています。

給料や貯金額や投資額などは全く比較する価値のないものだと思っていて、個人個人が自分の経済的な目標に向かって努力していくことは周りがサポートできることなので、もし一緒に頑張りたい人がいたら連絡ください!僕もまだまだわからないことだらけで、同じような価値観を持って努力している仲間の存在は人生のモチベーションになるので気軽に待ってます!

ということで僕は忙しいながら元気に過ごしています。ここまで読んでくれた皆さん、体調と精神面にはくれぐれも気をつけて20代駆け抜けていきましょう!