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JJの気まぐれブログ

コロナ休み(2)〜友達編〜

暇なので連投します!前回のポストでは授業編ということで主にアカデミックな面での学校生活について書きましたが今回は友達がメインの人間関係のことを書いてみようと思います。シアトルに来てから2年弱、ワシントン大学に通い始めてからは半年が経ちますがこれまで出会ってきて印象的だった人や今も仲良くさせてもらっている友達は僕の人生で大きな意味を占める素晴らしい人達なので紹介したいと思います!

〜Yudai〜

シアトルに来て最初に仲良くなった友達です。2年前の夏、コミュニティカレッジでの最初の数学の授業で出会いました。見た瞬間になんかいい人そうだなと思って次の英語の授業もたまたま一緒だったので、少しずつ話しはじめ数日後には一緒に勉強する仲になっていました。彼が車を買ってからは毎週末のように一緒に出かけるようになり、色んな所に連れて行ってもらいました。今でもほぼ毎週のように会っている親友のような存在で、来年か再来年にはお互いキャリア的にこんなに近くで暮らすことはなくなることとは思いますが、これからも支えあえたらなと思っています。

〜Duoyan〜

彼もまたコミュカレ時代に出会った人です。友達というほど仲は良くありませんがとても面白いやつなので紹介したいと思います笑 彼は中国出身の25才なのですが、家がとてもお金持ちで留学経験が豊富です。シアトルだけで両親の家と彼の家は別で、お昼ご飯はいつもUber Eatsで食べています。いいやつなのですがヘビースモーカーで、イギリス留学していた中学高校時代はトイレで喫煙し停学・退学を合計7回もくらったそうです。もう最後に会って半年になりますが彼がどんな人生を送るか楽しみです笑

〜Brandon〜

彼はワシントン大学で一番はじめに仲良くなった友達です。有機の最初の授業でたまたま隣でそこから毎授業一緒に受けるようになりました。2つ年下なのですがしっかりしていておすすめのNetflixのドラマやiPadのアプリなど有益な情報をたくさんくれます。歯医者志望で勉強も頑張っているのでぜひ成功してほしいなと思います!

〜Claire〜

冬クオーターでラボのパートナーだったことで仲良くなった日系の女の子です。お父さんが日系アメリカ人お母さんが日本人なのですが、彼女はずっとシアトルに住んでいるので日本語はこっちの土曜学校(日本系の人が日本語で授業を受ける学校)で勉強しただけです。最初のラボから話してはいたのですが本格的に仲良くなったのは数週間経ってからで、そこからは毎日のように連絡をとるようになりました。たまに日本語を使ってくれるので一緒に話してるとほのぼのとします。医者志望なのでぜひ頑張って欲しいです!

〜Carly〜

彼女もラボで仲良くなった友達の1人です。並びとしては僕が端っこ・隣がClaire・その隣がCarlyでした。基本的に実験は1人でやるのですが、僕達はほぼ毎回3人で歩調を合わせて確認しあいながら進めていました。彼女はカリフォルニア出身の陽気な子でとにかく片付けるのが早く、TLCやNMRをやる前に必要な化学物質はすでに捨てていたなんてことは1度や2度ではありませんでした。喋るのがとても上手で僕たちが何かやらかしてもTAに減点されずに済んだのは彼女のおかげです。彼女もまた医者志望ですでに大学院のラボで先行研究もしてるみたいなのでぜひ頑張って欲しいです!

〜Kevin〜

彼は物理の授業をいつも一緒に受けている友達です。両親は中国に住んでいるのですが彼はセントルイスをはじめアメリカ生活が長くシアトルでは学校の寮に住んでいます。2つ年下の1年生なのですがChegg(月額1500円ほどで全教科のオンラインの宿題のほとんどの答えが見れるサイト)ユーザーなので、わからない宿題は彼に写真で送信して答えを送ってもらったりしています。大人しくてとてもいい子で物理だけでなく時事ネタや社会問題についても語りあったりしています。昨日中国の実家に戻ってしまったのですが、彼の家は武漢市の近くだそうでコロナの影響が何もないといいなと願っています。

〜Drew〜

天敵遺伝子学の授業で唯一友達になれた女の子です。ワシントン大学ではほとんどの科目は週2、3回の授業セクションとそれに伴う週1回のクイズセクションがあるのですが、そのクイズセクションで仲良くなりました。遺伝子学のクイズセクションでは授業の復習を兼ねたワークシートに個々で取り組むのですが、よくわからないことが多く、隣に座っていたDrewにたくさん質問していたら仲良くなりました。学期の途中でわからなさすぎて授業をサボり出した時期があったのですが、クイズセクションで会うたび授業で待ってるねと言われたことでなんとかほぼ出席し続けることができました。そんな真面目な彼女も医者志望なので頑張って欲しいですね。

〜UW医者志望多すぎ問題〜

さて、このままどんどん友達の紹介をしてもいいんですが、さすがに長すぎてもつまらないと思うのでここらで終わりにしたいと思います。最後になぜワシントン大学にはこんなに医者志望が多いのかということを個人的な目線で分析してみたいと思います。まずそもそもアメリカで医者になるための道のりは日本とは大きく異なります。大学4年間はUndergraduateと言われ、一般教養期間みたいなものなのでどの大学・どの専攻で卒業してもその後医者になる道は残されています。医者になれるかどうかの大きな分かれ道は大学院進学の時です。医者になりたければMedical Schoolという医学専門大学に入らなければなりません。このMedical School進学が日本の医学部受験に匹敵する難しさで倍率は最低10倍以上と言われています。大学の成績はもちろんMCATという専門試験、研究経験、ボランティア経験など総合的に非常に優秀な生徒のみが合格することができます。一度受かってしまえばその後は4+3年(学校+研修医)のキャリアが一般的で、日本でいう浪人のように卒業して仕事をしながら何度もMedical Schoolにアプライする人も数多くいます。こんなに大変なのになぜみんな医者を目指そうとするのか?もちろんホスピタリティーを大事にするアメリカ社会特有の価値観もあるとは思いますが、一番は給料が圧倒的に高いからだと思います。専門がなんであれ医者にさえなれれば平均2000万円は稼げちゃう世界なので勉強ができる人は皆目指すのも無理はありません。ワシントン大学のMedical Schoolは全米でトップ3に入るほどの有名校で、間近でそのエリートスクールを見れるワシントン大学のUndergraduateの学生の多くが医者を目指そうとするのも理解できます。あまり医者に興味なかった僕ですら一時期本気で医者になろうか考えさせられたくらい魅力的なキャリアなのです。しかしながら倍率数十倍とすら言われる競争が待っているのも確かなので僕の友達には是非その競争を勝ち抜いて欲しいなと思っています。

以上何人か仲良い友達の紹介と少しばかりのアメリカの教育システムの紹介でした!次回のポストでは息抜き編ということで勉強の合間の過ごし方や週末よく行く場所などについて書いてみようと思います。読んでくださった方々ありがとうございました!