JJ

JJの気まぐれブログ

絶対に勝つ

~宣戦布告~

 

 実はこの前に1時間ほどもう少し構成がある記事を書いていたのだが、しっくりこなかったため、もっとドストレートに書きたいと思う。まずこのパラグラフでは宣戦布告をしたい。

 今回25日間の旅行に行ってきたわけだが、有給休暇自体は丸1ヶ月取得した。丸1ヶ月も休めるホワイト企業に勤めている自分、おめでとう。旅費は8000ドルを少し超えた程度だが、それを今まで稼いできたお金で問題なく払えた自分、お疲れ様。そして、旅行開始直前に会社でのプロモーションも決まった。給料は年収にして1万ドルは上がる見込みだ。そしてMBAにも合格したことで、同僚やマネジャー陣からも一目置かれる存在となった。周りは英語ネイティブのみ、年齢も一番年下の部類ながら、正々堂々戦えている自分、よく頑張ってるよ。

 シアトルに住んでいて一つ気に食わないことがある。それはテク業界で働いている人が過剰に評価されていること。アマゾンやグーグル、マイクロソフト所属の人は多いし、確かにそこで働いている人たちの給料は他の業界に比べて高い。社会的意義も高いのかもしれない。だが、講演会をしたり、メディアにインタビューされたり、焦点が当たりすぎている気もする。お金を稼げる職業が注目を受けるのは、当たり前のことだとは思う。日本やアメリカを始め、医学部が崇められているのも、お金と名声が大きな理由の一つであるし。

 だが、僕はそれがとても悔しい。他の仕事をしている人たちへのリスペクトは一体どこにあるんだと。結局は全てお金と名声なのかと。社会的風潮により、学部や職業に順位が付けられている今の世界。コンピューターサイエンスでGAFAMのソフトウェアエンジニアになるのがSランク、その他エンジニア専攻で大企業やスタートアップに就職するのがAランク、中小企業はBランクといった具合に。サイエンス専攻で言うと、医者になるのがSランク、薬剤師・歯医者になるのがAランク、製薬会社はBランクといったように。僕は、この順位付けが大嫌いだ。人にはそれぞれ合う・合わない、得意・不得意があるものだ。この順位はそれら個性を全く考慮していない。成績で言ったら僕は、医者になりたいと言っていた同級生とは大差ないどころか、大半には勝っていた。周りにも医学部、悪くても薬学大学院は行けるよと言われていたが、僕は製薬業界に行きたかったために行った。自分では満足しているが、周りの同僚には医学部落ちやまだ諦めきれてない人はいるし、給料も前述のSランクやAランクの職業に比べると抑えられている。この現実が悔しくてたまらない。

 このブログは自分なりの宣戦布告だ。僕が製薬業界にいることで、僕のレベル・ポテンシャルは、医者やソフトウェアエンジニアより低いとラベル付けされることがある。もちろん大半の人はそんなこと気にしていないし、最大限リスペクトしてくれているが、自分は満足していない。別に講演会がしたい・インタビューを受けたいというのが主な理由ではないが、図に乗っている人たちが偉そうに自慢話を語って、その話を目から鱗が落ちるように聞き入っている次世代の若者たち・親世代を見る度に気に触る。

 そういう偉そうに自慢話をしている人たちと真っ向から勝負して勝ちたい。自分の中での勝ちは、次の世代が将来の理想像として、ソフトウェアエンジニアや医者と同等のレベルで、僕みたいになりたいと思ってもらうこと。学部や入る業界なんてそこまで関係ない。大事なのは、自分が活躍したいと思った場所で、最大限努力し自分の価値を上げること。自分はそう信じているし、それが可能であることを証明したい。

 

~戦略~

 

 どうすれば自分は勝つことができるのか? 相手はソフトウェアエンジニア・医者というわけではない。というか僕は彼ら彼女らのことを嫌いなわけではないし、自分ができないことをしているため、最大限リスペクトしている。ただそのリスペクトは、その他全ての職業に対して同じレベルというだけだ。この仕事をしているからすごいといった価値観は自分にはない。スタバのバリスタも、博物館の案内係も、レストランのサーバーも、一生懸命働いている人は同じくらい皆すごい。そのため、敵は他者ではなく、自分だ。自分に課したことを全力でこなし続けられればそれが自分の勝ちに繋がる。

 具体的に言うと、自分がいる業界で限りなくトップに近いところまで行きたい。自分のポイントを証明するためには、ある程度お金と名声は必要になってくる。どの職業でもその道のプロやトップはいるわけだ。そこに近づく努力をすることで、周りにも、自分も今いる場所で最大限努力して上に行けば、楽しい人生が待っていると思ってもらえるだろう。必ずしも楽しい人生=お金・名声というわけではない。ここでいう楽しいとは、何か確固たる目標を持って、そこに向かう努力をすることで、ポジティブな気持ちで毎日に向かえるという意味。

 1ヶ月前の僕は自分を見失いかけていた。製薬会社での仕事も、新聞の執筆・編集も、毎日の自由時間も、MBA受験さえも、特に大きな目標もゴールもなく、全てがタスクと化していた。リフレッシュして自分を見つめ直した今は違う。今自分の置かれている環境で、出来る限りのことを吸収して、どうすれば自分の価値を上げられるかに取り組んでいくという目標ができた。MBAではコネクションを広げながら、色んな人の話しに耳を傾け、思考を膨らませ、自分の考えも聞いてもらいたい。そして、今まで触れる機会のなかったビジネス・お金の稼ぎ方に全身全霊向き合い、自分には何ができるのかを常に考え実行していきたい。会社では、もっと全体像に目を向けて、どんなプロジェクトに取り組めば自分の強みを生かせるか、今後に活きる知識・経験が得られるかを分析したい。より具体的には、MBAの授業だけでなく、リアルタイムのビジネスのニュースに目を通したり、仕事では国際的プロジェクトに手を出したりなど様々あるが、やりたいことと実際にやれたことは異なるため、事後報告という形でいつかシェアできればと思う。

 

~これからのスタンス~

 

 この1ヶ月オフで心身ともにリフレッシュして、特にメンタル面で充電できたことで、今は人生最大級のやる気に満ち溢れている。シアトルに戻って3年間どこまで自分を追い込めるか、どれだけ成長できるか、とても楽しみだ。まずは一日一日にフォーカスして、やれる限りのことをやっていきたい。

 過去のことを全て忘れたわけではない。後悔していることは多々あるし、前回の記事で書いた失った人間関係や、辞めてしまった新聞の副業など、寂しいし悲しい気持ちはある。だが、やる気に満ち溢れ集中している時の自分は、良い意味で割り切っている。他人は結局他人なわけだ。自分から離れていく人を止める必要はないし、近づいてくる人を拒む必要もない。僕はエゴがかなり強いこともあり、合わない人とはとことん合わないし、逆に合う人とは一度の会話で友達になれてしまう。シアトルで友達は多いわけではないが、愚痴を話したい時などに呼べる友達は一定数いる。そのため人間関係に関しては、とりあえずそこまで神経を使おうとは思っていない。会いたい人がいたら連絡をするし、誘われたら会いたければ行くだろうし、人と会うことや他人からどう思われているかなんて考える余裕があったら、自分の目標達成のために追い込む時間にしたい。

 久しぶりにやる気満々モードに入れてとても嬉しい。やはり自分のモチベーション源は悔しさだ。言い訳ばかりしてないで、もっと覚悟を持って毎日を生きていきたい。目先の結果でなく、日々のアプローチにフォーカスしていけば、必ず勝てると信じている。自分はこんなもんじゃない。絶対に勝つ。