JJ

JJの気まぐれブログ

メンタル充電残り3%

~愚痴を吐かせてください~

 

 やっと1ヶ月オフが始まる。今週はしっかり40時間働いたが、とにかくしんどかった。仕事は全く大変ではないのだが、睡眠の質が悪すぎてずっと疲れていた。不眠症のような症状で、数時間しか連続して寝れず、合計で7時間以上寝られた日も一日中眠気に襲われた。そして、ソーシャルエナジーがほぼゼロに等しかったため、一部の仲良い同僚を除いては会話もほとんどしなかった。今期での昇進も今週正式に決まり、10月からは給料も上がるのに、喜びもあまりない。一体自分の中で今何が起こっているのだろう。

 身体にも不調のサインが出ている。少しでもお腹が空くと暴飲暴食してしまう。実際、マラソンが終わって10日間でなんと4キロも太った。食事も睡眠も人間関係も何もかも乱れている。なんとか仕事こそこなしてはいるが、こんな状態じゃ来月から始まるMBAとの両立スケジュールに対応できるわけがない。この1ヶ月オフでリセットしないともっとしんどくなることは自分でもわかっている。だからこそ、この絶不調の原因を、出来る限り鮮明に記録として残しておきたい。

 

~社会人になって変わった結婚に対する価値観~

 

 不調の主な原因は、社会人になってからの疲れの蓄積が大きいような気がする。仕事に疲れている訳ではない。大学生の時までは周りにいるのは同年代ばかりだった。それが社会人になって突如、周りが年上ばかりになった。それも20代だけではなく60代まで。その人たちと接するうちに、自分が持っていた価値観が揺らいできた。

 一番大きいのは人生のパートナー。前の会社も今の会社も、同僚の8割以上は結婚済みか彼氏・彼女がいる。週末が明けると大体 ”How was your weekend?” と聞き合うわけだが、みんなが「恋人と~をした、家族と~に出かけた」という答えばかり。前提として自分は同僚はほとんど皆好きだ。自分より人生経験も豊富だし、何か困ったらいつでも助けてくれる。自分もこうなりたいなと思える人ばかりで、その人たちが皆結婚しているわけだ。そんな人たちと毎日戯れることで、自然と自分の中で、結婚=人としてまともであることの証明、という偏見が生まれたような気がする。

 学生時代の自分はそこまで恋愛に興味もなかった。実際初めて彼女ができたのは20歳の時だし、別れた時も勉強に打ち込むことで乗り越えられていた。だが、社会人になってからは別れた時のショックが桁違いに。シングルであることは自分に価値がないということなのか? という、根拠もない悲壮感に駆られた。そして、出会いもあまりない毎日を送っているため、たまに同年代でシングルの子に会うと、過剰に意識してしまう恋愛体質ボーイになってしまったのだ。自分でも間違っていることはわかりきっているし、こんな状態でもし彼女ができたとしても長続きしないとも思う。2年間で捻くれたこのパートナーの有無にする価値観をリセットしたい。

 

SNS疲れ~

 

 SNSはうまく使いこなせばとても便利なプラットフォームだと思う。色んな人と繋がれるし、情報も入手しやすい。だが、自分は不調期には、SNSは悪い方向に作用する。ここからの愚痴は個人に対するものではないので、悪く思わないでもらえると助かる。

 会社で既にシングルであることはしんどいという価値観を植え付けられているのに、インスタで結婚報告やデートのストーリーを挙げているのを見ても、良い気がするわけがない。そして、友達が美味しいところに食べに行っていたり、楽しいイベントに行ってるのを不調期に見ても、自分はなんてつまらない毎日なんだろうとしんどくなる一方。消してからはそういう情報を見なくて済むので少し楽にはなった。

 インスタでしか繋がってない人も一定数いるし、連絡が取れないのは寂しくもあるが、どんな決断にもメリット・デメリットはあるものだ。今の自分の精神状態では、SNSを一切見ない方がリフレッシュできる気がする。ちなみに何度でも言うが、今は自分と戦っているだけで、誰にも嫌悪感は一切ない。自分の勘違いかもしれないが、普段話すのにここ最近全く話していない同僚や、インスタでやり取りしていたのに急に疎遠になった人からは、僕がその人たちのことを嫌いになったと思われているかな? とも感じる。だが、全くそんなことはないし、全員とこれまで以上に仲良くなりたい気持ちはある。だが、一旦自分を見つめ直してリセットしないと、色んな人に迷惑をかける未来しか見えないため、時間が欲しいだけなのだ。

 

~競争し続けるしかないのか?~

 

 最初にもちらっと言ったが、会社では昇進が正式に決まった。昨年6月からこの会社で働いているため、1年ちょっとでのプロモーションということになる。これは最速で、同じ時期に始めた同僚が他に3040人ほどいるが、このスパンで昇進を勝ち取ったのは今のところ僕だけだ。誇らしいことではあるが、持ち前の効率の良さと、物怖じしないコミュニケーションスタイルで、強気で交渉していたため、自分の中では予定通りだ。

 だが、自分より経験豊富な人たち相手に、そして合計6年しか住んでいないアメリカの地で、ネイティブ相手にやり合うのはそこまで容易いことではない。大半の人は僕のことを認めてくれているし、応援してくれるが、一部には気に食わないと思われていることも知っている。MBAに合格したときも、数人からは、そんなの取っても意味ないのによくやろうと思うねなんて言われてムカっとした。そういう人たちは普段は優しいし話してて楽しいのだが、キャリアの話しやお金の話しになると急に過剰防衛体制に入るのだ。あたかも自分の人生が100点なんだと正当化するかのように、それ以外の道を全て否定する。

 昇進と言ってもまだ一番下のポジションから一つ位が上がっただけのため、まだそこまで競争が激しいわけではない。だが、この先のことを考えると少し不安にはなる。この時点で既にバチバチすることもあるのに、更に上に行ったらどんなしんどい戦いが待っているんだろうと。製薬業界では人種差別や性差別は無くなってきているが、重要なポジションに就いている人は、基本的に英語ネイティブだ。ほぼそのレベルにはいるものの、もう数段階自分の言語力・スピーチ力・プレゼン力を上げないとここでは戦えないことは既に実感している。

 

~キャリアの悩み~

 

 もしかすると僕はキャリアというか将来全般について考えすぎなのかもしれない。だが、自分ではそれが強みだと認識している。実際、常に色んなことを考えているからこそ、去年も転職がスムーズにでき、今年のMBA入学も決まったわけだ。新卒で入った会社で頑張り続けるのも全然ありだと思うし、それでも幸せな人生を送ることは十分に可能だと思う。

 僕がここまでアクションを起こしているのは、定期的に新たな刺激を入れることで、自分を成長させたいからだ。成長させたいというより、自分の中にある爆発的なエネルギーを解放させたい。経験上、環境とタイミング、そして自分のモチベーションが組み合わさった時に、僕はこの上ない幸福感を享受することができる。それを最後に感じたのは大学4年の夏休みまで遡るため、一刻も早くこの感覚をまた取り戻したい。

 では、社会人になって何が不足しているせいで自分の力を解放できていないのか? 言い訳に聞こえるかもだが、一番の理由は環境だ。仕事が楽すぎる。トレーニングさえ受ければ誰でも出来ることをやっても何も楽しくない。だが、製薬会社のオペレーションは、基本的にレシピに忠実に沿うことの繰り返し。刺激とは真反対の、つまらないまでの安定感が重要視されている。もちろん、新薬開発チームにサイエンティスト、またはビジネスの方で参加すれば刺激はあるだろう。そこに行くまで時間がかかるのが厄介ではあるが。それかスタートアップに入る、または業界を変えることも選択肢に入ってくるが、これら全ては転職が必須だ。

 結論から言えば、今の職場では刺激を得るのはなかなかに難しい。どんなプロジェクトもそんなに難しくないし、やって得られるスキルもあまりない。それでも他のチームメンバーと比べるとやり切る力はあるため、仕事はできるレッテルを貼られて、楽しくもないことをたくさん任されてしまう。大変でもないためそこまで不満はないのだが、このまま楽しくもないことを適当にこなすのは本当に自分がしたいことなのか? と疑問が生まれてきている。給料にも、会社での扱いにも、マネージャーにも、その他チームメンバーにも不満はほとんどないし、こんなにホワイトな職場は世界中を探してもなかなかないと思う。毎週三連休で、有給休暇も年7週間ほども問答無用で取れて、病欠無限で、仕事も毎日10時間中34時間やれば終わって、その他の時間は自由にできる会社なんて他に聞いたこともない。それでいて首を切られる心配も一切ないのだから。

 楽な仕事をしていて文句を言うのもおこがましいことは承知の上だが、自分が今欲しているものはこれではないことは確かだ。もっと悔しい・頑張りたいと思う環境に身を置いて成長したい。こんなのできないよという仕事を、知恵と努力でカバーしてこなしてみたい。8万ドル貰って楽な仕事をするのも悪くないが、今の自分の状況を考慮すると、12万ドル貰って忙しいが成長できる環境に身を置く方が自分はワクワクする。

 

~まとめ~

 

 結論、一番の悩みはキャリアのことだと思う。今の環境が楽すぎて、仕事で自分のポテンシャルを発揮できないため、刺激を外に求めてしまうことが悪い方向に作用している。具体的には、SNS上の友達や同僚と自分を比較して、彼女がいないと自分に価値はないと悲観的になり、少しでもうまくいかないと他のことも投げ出してしまいたくなる悪循環。

 もし仕事か勉強で刺激が十分にあれば、そこに自分のエネルギーと神経をオールインすることができて、周りの人たちがどう生きてるかなんて良い意味で気にならなくなると思うのだ。過去にはそれで問題なく努力できてきたし、今回1ヶ月自分にフォーカスする時間を取れば、十分メンタルをリセットできると信じている。

 社会人という新たなライフステージに入り、右も左もわからないまま、色々なことを考えながら最善の選択をしてきたつもりだが、膿が溜まったのも事実だ。去年の3週間弱のバケーションは、日本で友達に会っていたため一人になる時間がほとんどなかった。そしてその他の日は、常に仕事を2つ以上こなしていたため、今回が自分としっかり向き合える初めての休暇ということになる。課題は明確だ。ここに書き出した以外にも向き合いたいことがいくつかあるし、やっと自分の時間を作れて本当に嬉しい。

 ブログを書く理由は主に二つだ。一つは書くことで自分の気持ちを整理でき、それを残しておくことでいつでも振り返れるから。もう一つは読んでもらいたいから。自分で振り返りたいだけだったら公開する必要がない。読んでもらいたい理由はいくつかあるが、一番は、味方が誰なのか知りたいのが大きい。僕は人が好きだ。話すのは楽しいし、人の絆が人生の縮図とすら思っている。自分が頑張りたいのは自分の精神を安定させる方法がそれが最善だから選んでいるだけで、みんながみんなそんなに刺激を求めて生きる必要はないと思うし、しんどいので全くオススメはしない。そしてこのスタイルは、自分にストイックになって、努力しないといけないため、正直一人ではかなり辛い。だから味方が欲しい。家族は応援してくれているのを知っているためブログを見せたこともないし、見せるのは恥ずかしい笑 友達にも恥ずかしい部分もあるが、たまに読んでメッセージをくれる人がいると、心の底から嬉しいし、モチベーションになる。

 ブログはある意味一方通行のコミュニケーションだ。僕が発信するだけで、読者は自分が読んでいることを知られる心配もない。連絡さえしなければ。それでも連絡してくれる人は、自分の味方だと確信できるため、僕にとってはわかりやすい判別方法になっている。自分がすごくしんどい時は、信頼できる人に連絡したくなるものだ。極力迷惑をかけないようにはしているが、どうしても連絡したい時に選ぶのは今までにメッセージをくれた人になることが多い。

 今回も長々と書いてしまったが、南半球で色々なことを綺麗にリセットしてこようと思う。旅の途中で旅行記を書くかもしれないし書かないかもしれないが、連絡は持ってればLINEか、インスタの新しいアカウント(@j.j._jeon)にしてくれれば返せる。インスタに関しては完全にメッセージ用なので、他は何も見ないし載せないと思うが。自分でも1ヶ月でどこまでリフレッシュできるか楽しみだ。皆さんも無理せずお元気で。