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JJの気まぐれブログ

MBAing 1 〜レッツラゴー〜

3年に及ぶ MBA 取得への道スタート~

 

 遂に始まった。9月はオリエンテーションに特別講義、授業の開始、サークルへの加入、キャリア講座などダーーーーーーーっと忙しい毎日が続いた。何が一番疲れたかって、毎日色んな人と初めましての挨拶をして、個人ごとに程よい距離感を構築していくこと。これだけでも体力・精神力共に吸い取られるのに、会社は週40時間変わらずあるわけで、思ったより疲れが溜まる1ヶ月だった。これからは本格的に授業やサークル活動、イベント参加などで忙しくなるわけだが、その前に一旦ここまでのMBA生活をザッとシェアしていこうと思う。

 

オリエンテーション

 

 オリエンテーション9月上旬の週末に行われ、8時間*2という週末完全返上型のイベントだった。強制参加で参加費800ドルという、いかにもビジネススクールな徴収方法。プログラムのお偉いさん達、キャリアチーム、先輩方の挨拶や、様々なルールについてのおさらいなど、まあどの学校でもよくある内容で大半の時間を使った。

 メインイベントは First-Year Team Reveal。これはフォスター(UWビジネススクールの名称)MBA特有らしいのだが、全員が56人のチームに配属され、グループ課題・プロジェクトは来年夏までの1年間、このメンバーで協力し続けなければならない縛り。ランダムで分けられるのではなく、一人一人のキャリア・バックグラウンド・性格など様々な個性を専門家グループが分析して、この人たちを組み合わせれば最大級の相乗効果を引き出せる、という論理的方法で選ぶらしい。後でチームのメンバーをざっくり紹介するが、確かにすごくバランスが良いし、他のチームを見ても何か上手くいきそうな組み合わせに見えるから驚きだ。

 

~リーダーシップ・チームワークについての特別講義~

 

 オリエンの2週間後に待っていたのは、今度は金土日3日間8時間ずつの特別講義。リーダーシップとチームワークの2つの授業があった。教授は、著書も何本か出しているその道のプロ達。リーダーシップのクラスでは、リーダーとして必要な資質や、今の自分の強み・弱みの深い理解をケーススタディを通して学び、チームワークのクラスでは、チームの絆を深めるための楽しいケーススタディや、ルール作り、良いチーム作りのいろはを教わった。なかなか面白い授業だったが、同時に少しショックを受けたのも事実。というのも、周りのクラスメイトのリーダーシップ能力やアウトプット能力が想像以上に高かったからだ。

 本来ならここから長々と心の内を書いているところなのだが、疲れているため簡潔にまとめることにする。一つ言えることは、自分が周りより優れていることもあれば、その分劣ることもあるということ。プレゼンやスピーチに関してはこれからもっと磨いていきたい能力であるため、自分が上手いなと思う人達に話しかけにいって、彼ら彼女達からたくさん学んでいきたいと思う。

 

~チームのメンバー~

 

 僕の所属するチームは6人だ。名前と簡単な経歴、僕が思う個々の強みを書いていこうと思う。

 

Apeksha: インド出身の33歳データサイエンティスト。既にマスター(修士)を2つも持っている学歴お化け。アメリカに来たのは確か大学卒業後らしいが、個人で来ていることもあり、とにかく精神力が強い。グループミーティングのセットアップを常にしてくれるし、期限を守る・時間に遅れない、カレンダーお姉さんという印象。

 

Lucas: アメリカのどこか出身の30歳元Army所属、現在はリザーブ。仕事は航空会社でエンジニア兼プロジェクトマネージャーをしている。幅広い情報に精通していて、とにかく知識が豊富。どんな話題でも話しを広げられるし、地頭も良い。ミーティング時は司会進行を務めてくれることが多く、頼り甲斐のあるリーダーだ。

 

Kelsey: カナダモントリオール出身の30代前半。現在は有名お菓子ブランドのマーケティングマネージャーとして働いているが、その契約が今年末に切れるため、来年は就活を考えているそう。人前で話すのが大の得意で、授業でもクラストップ5には入る高頻度で手を挙げて発言している。プレゼン・スピーチ力もピカイチな、アナウンサーお姉さんという印象。

 

Rachael: アメリカはアリゾナ州出身の25歳高身長美女。唯一歳が近いこともあり、グループの中では一番話しやすい。仕事は航空会社でフライトテストエンジニアをしている。彼女も知識量が豊富で、どんな話題でも高いレベルで展開できる力は憧れる。そんな彼女の一番の強みは、誰とでも対等に話せるコミュ力・性格の良さ。ディベートでは相手が誰であっても自分の意見を論理的に伝えられるし、聞く耳もしっかり持っているため議論が発展する。グループではDevil’s Advocateというちょっと待てよ?ここはこういう可能性もあるんじゃない?というポジションを担うことが多く、渦に飲まれない強さを持つ、若き次世代リーダー。

 

Saman: グループ最年長の36歳、唯一の子持ちであるイラン出身の優しいお父さん。仕事はテク企業でソフトウェアエンジニアをしており、強みはソフトウェア系の知識量の豊富さ。ビジネススクールでは珍しい物静かなタイプで、クラスでは滅多に発言をしないが、グループでは動画課題があった時に編集をしてくれたり、会話の展開が早すぎた時に止めてくれたりと、ミスター安定感というイメージ。

 

JJ: この流れで自分も入れてみると、24歳韓国出身・日本育ちの現在製薬会社勤務。グループ最年少で、強みは情報処理能力の速さだろうか。現在AccountingFinanceという数字に溢れる授業を履修しているが、グループで課題に取り組む時は、計算が絡むものはいち早く終わらせみんなを引っ張っている。他のグループメンバーにない特徴は、根っからの個人プレイヤーであること。みんなで議論している時も、自分が特に質問や意見がない時は、一人次の問題に目を向けている。基本的には弱みになる個性なのだが、このグループではそれすら尊重してもらえるのが嬉しいところ。自分抜きの5人でも、全ての課題やプロジェクトをハイクオリティで終わらせられるレベルの高い人達なので、僕も気楽に貢献でき、人生ではじめてくらいにグループワークを楽しめている。

 

 週に2回は授業で顔を合わせ、もう2回はビデオ通話で課題に取り組み、テキストは毎日する仲になったが、とにかく楽しい。グループ課題でこんなに他人に頼れるのは初めてだし、その分、自分もこの人達のために頑張ろうと思える。スケジュールはしんどいが、みんな仕事も学校も同じ量こなしているし、そんな中でも全員がポジティブなエネルギーを持っていて、毎日とても良い影響を受けているのも確か。もう既に複数分野で成長できている実感はあるし、1年かけてどこまで自分が良いチームプレイヤーになっていけるかワクワクする。

 

~その他の人間関係~

 

 プログラムの同じ学年には87人いるが、クラス自体は2分割され、僕のクラスは45人ほどだ。既にほぼ皆と顔見知りにはなったが、毎週水曜日の授業後のハッピーアワーやサークル活動、イベントなどを通じての出会い・ネットワーキングチャンスはいくらでもある。真面目すぎる内容でも読んでてつまらないだろうから、最後に僕の定番、恋愛話しをチラッと入れて終わりたい。

 僕の恋愛話しをうんざりするほど聞いてきた人ならまた聞くまでもないだろうが、僕のタイプは年上女性だ。特に23歳上の2627歳あたりの人たちに会うと緊張してしまう。ところがどっこい、MBAで会う人達はそこの年齢層がメイン層であるため、ドンピシャなプログラムに入ってしまっわけだ。

 まあなんていうが、大抵は皆結婚しているか、パートナー持ちだし、そもそも年齢やパートナーの有無なんて個人情報であるため聞くこともない。ただ、そんな中でも近しい関係になったり、会話の流れでわかっていくこともある。

 スケジュールが忙しいのと、今は新しい生活に慣れるのにエネルギーを奪われているため、好きな人ができるまでには至ってないが、このお姉さんともっと話したいなという人はいる。その人は大学の卒業年的に僕の5個上で、大学まで中国、7年前に大学院留学という形でアメリカに来た美女。既に何回か話したのだが、キャリアはスーパーエリートなのに、個人で話す時はほんわかしているのが魅力的すぎる。基本グループのメンバーとばかりいるため、同じクラスであってもあまり話す機会はないが、イベントやハッピーアワーで一緒になる機会があればまた話したい。この話しにアップデートがあるかないかはわからないが、続報に乞うご期待!

 まあそんなわけで結論、今のところはMBA入って本当に良かったなと思えている。メンタルの不安定さに苦しんでいた過去数年が嘘のように、今は明確な目標もあるし、頼れるチームメイトもいるし、刺激も成長機会もハイレベルな友達も年上美女も、僕が求めるものが全てある環境に入れた。とはいえスケジュールは多忙だし、長期戦であることは間違いないため、頑張りながらもペース調整には気をつけて年末まで駆け抜けて行きたい。

 MBAingというシリーズブログをこれから書いていこうと思うが、第1話はこんなところで、また次回!