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JJの気まぐれブログ

TOEFLで100点以上を取る方法

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まず、こんなありきたりな記事を書く理由をはじめに共有したいと思います。それは”TOEFLは戦略がとても大事”ということをどうしても伝えたいからです。もし留学や将来の為に受ける予定がある、準備したいと思う人がいれば是非読んでみてほしいなと思っています。ちなみにスコアの有効期限は2年だけで受験料もかなり高いので受ける時期もよく考えてください。

はじめに、よく知らない人もいるかもしれないので、TOEFL iBTの概要について軽く説明したいと思います。TOEFL iBT (internet Based Test)は完全にオンラインで行われるテストでReading, Listening, Speaking, Writingの4分野各30点ずつの計120点満点で構成されています。大体全部で4時間ほどかかり途中での休憩は10分しかないという過酷な試験です。英検やTOEICなどと大きく違うところは世界共通の試験だということです。英検は日本国内のみTOEICは一部諸国のみの試験のため英語圏に来るときに検定や点数を持ってきてもほとんど認知してもらえません。一方TOEFLは世界中の英語を学んでいる人が受ける試験で4技能がバランスよく点数に表れていることもあり、留学や就職で英語力の証明をするときにはほとんど必ずといっていいほど要求されます。必要な点数は大学や企業によって幅広く70点でいいところもあれば110点ほどないと入れないなんていうところもあります。ただ僕の印象では大体のところは85〜95点以上あれば英語力には問題ない、と評価される気がしています。もちろんそれ以上取るに越したことはないのですが、TOEFLのスコアはこれ以下だと入れませんという足切り要素が強いので90点以上、あわよくば3桁を狙うくらいでいいんじゃないかと思っています。

さて、最初の写真は僕が昨年の春にTOEFL iBTを受験したときの結果です。このさらに1年半前の高校3年次夏にも2度受験しているのですが、スコアの有効期限が2年しか持たないので更新するために受けに行きました。高校3年次に受けた時は1回目が95点、一月後に受けた2回目が99点だったので、毎回受ける度4点ずつ上がっている感じです。スコアの内訳や見方などは次のパラグラフで詳しく説明していきたいと思います。

TOEFLは受けてみればわかりますが直前に勉強してなんとかなるような試験ではありません。総合的な英語力が問われるので、今まで蓄積してきた力がどれほどのものかを判断するようなテストです。そのため僕はTOEFLに向けて”英語の勉強”をしたことは一切ありません。受験勉強の一貫としてや大学のプロジェクトの一貫として英語を使用していた程度で、単語を覚えたりTOEFL用の参考書を使用したりはしていません。ただ過去問は何回かフルセットでやって大体の問題の傾向は試験前に把握するようにしていました。これだけ書くと誰でもTOEFL3桁取れるじゃん、と思うかもしれませんが、僕は高校留学していたときに英語力を一気にあげたから基礎力がある程度あっただけで、基礎力がない場合は長期間かけて勉強する必要があると思います。こんな風に書くと全く参考にならない、と思われるかもしれませんが僕が今回話したいのはあくまで戦略の話しなので”英語力”は一旦無視してください。ここからは分野別にわけて試験のスタイル、おすすめの戦略のたて方、長期的勉強方法について話していきたいと思います。

まずはReadingです。基本的には3パラグラフ計39問60分でダミーがあると4パラグラフ52問80分になります。このダミーというのがTOEFLをさらに難しくするもので、どの試験にもReadingかListeningに採点されないパラグラフが1つ追加されています。これがListeningに来るとかなり集中力を消耗されるのでできればReadingにあってくれた方が運がいいと個人的には思います。ちなみに僕が受けた時はReadingにダミーがありました。Readingは単語の文章中での意味であったり、内容についてであったり全て選択肢の問題です。難易度は英検準1級くらいかな、というのが個人的な感想で私大上位校の受験問題よりははるかに解きやすいです。ダミーがあった分26点という結果になっていますが、高校の時には28点を取れていたようにここは誰でも25点以上、あわよくば28、29点を狙いたい分野だと思います。最後は英語力と言うより現代文みたいな要素もあるので30点を狙うのは至難の技なのかなと思います。Readingが苦手な人はとにかく練習を積むしかないと思います。過去問であれ英検であれどんな教材でもいいのでとにかく速読できるようになることが大事だと思います。単語を覚えるよりは文脈を理解する練習の方が大事だとは思いますが、もし単語を覚えたいという人は英検2級、準1級の頻出単語は本当によく出る・使うのでおすすめしたいです。1級の単語は量に対して効率が悪いしそもそも日常で見ないことで忘れるのでおすすめしません。〜Readingは25〜29点狙い〜

次にListeningです。どれくらい問題があるか覚えていませんが時間はダミーなし60分、ダミーあり80分です。基本的にはまとまった会話や講義を聞いてその内容に関する質問にいくつか答えていくというスタイルです。ノートは確か取っても大丈夫だった気がしますが、長くても1個につき3〜4分のリスニングなので集中して内容を覚えておく方法がおすすめです。僕はダミーがListeningじゃなかったこともあり運よく満点をとれましたが正直次受けたとき取れる気はしません。結局いくら完璧に英語を理解しても現代文的要素が少しあるので、満点は取れたらラッキーって感じでいいと思います。レベル的には比較的簡単なほうで、そもそもこの程度が聞き取れないと大学の授業やその上のレベルでは聞き取れません。とはいっても留学経験がない人にとっては鬼門にもなりうる分野なので勉強方法を少し紹介したいと思います。リスニングの勉強方法はシンプルで耳を慣らす事です。TEDでもニュースでもサッカーの解説でもYouTubeでもなんでもいいと思うのでとにかく英語を聞けるような耳にすることが大事だと思います。毎日数時間聞くのを数ヶ月続けられれば誰でも聞けるようになると思います。逆にやらないといつまでも聞こえないと思います。ここは差がつく分野かもですが英語圏で勉強・仕事がしたいなら最低25点は欲しい分野です。〜Listeningも25〜29点狙い〜

SpeakingとWritingはまとめて話したいと思います。Speakingは6つのお題で30分ほど、Writingは2つのお題で1時間ほどです。問題形式は実際に見た方が早いと思うので説明は省きますがとにかくこの2分野で点数をとるのは難しいです。僕は3回受けてきて両方とも25点以上を取れたことがありません。定型文というのを覚えていってみたり、とにかく長く書いてみたり色々試してみましたがこれが限界でした。ただしっかり準備すればどちらも20点は取れると思います。どちらもアウトプット系で一人では準備しにくい分野ですが、とにかく試験の形式を完璧に理解して本番で緊張しないことが高得点の秘訣かと思います。長期的な対策としては、とにかく止まらずにスムーズに話す練習をしてみる、こんなトピックが出たらこう解答するというアイディアを増やしておく、長い文章を書いてみる、といったことがいいのかなと思います。〜どちらも20〜24点狙い(できる人はもっと)〜

一通り話しましたが点数で言うとReading25Listening25Speaking20Writing20を取れれば合計で90点はいくのでまずはこれくらいを狙って勉強してみることが手っ取り早いのかなと思います。得意不得意はあるでしょうが、将来のことを考えてもまずは不得意分野を無くすことが一番大事だと思います。長々と書いといて申し訳ありませんが、正直僕が一番伝えたいことは実は別にあります笑 それはTOEFLを受けたことがある人のブログや感想などを色々読んでほしいことです。僕はあまり他人のブログを読んだことがないと言いましたが、よく考えると英検1級の対策をするときやTOEFLの対策をするときにはたくさんのブログや高得点の取り方みたいなものをたくさん読んでいました。色んなバックグラウンドを持った人が色んな角度から試験対策について描いてくれているので是非読んでほしいですし、実際読むことでかなり多くの有益な情報が得られると思います。僕のは他の人より内容も薄いし文章も下手なので、是非検索して上に出てくるものを読んで試験対策をしてみてください。基礎力も確かに大事ですが、形式に慣れそれにあった戦略をたてるだけで10点、20点くらい点数が変わり得るのでどちらの準備も忘れず計画的に行ってください!読んでくださってありがとうございます!