JJ

JJの気まぐれブログ

人前で泣いていいのは何歳まで?

まずはじめに、初日に投稿したポストを読んでくださった方々本当にありがとうございます。理想を言えば自分のことを全く知らない人にも読んでもらえるようなブログにしていきたいのですが、広め方もよくわからないしそもそもスキルもコンテンツ力も低いので笑、とりあえず今はこんな感じでのらりくらりやっていくつもりです。

さて今回のポストの本題なのですが、人前で泣いていいのは何歳までなのでしょうか?”人前”とは言っても葬儀や友達との親密な話し合いなどではなく、学校の授業とか仕事場とかもう少しオフィシャルな公共の場を想像した時の話しです。僕は泣いていいのは中学まで、遅くても高校までだと思っています。流石に大学生になって授業中やバイト中に泣いちゃう人は子供っぽすぎますよね笑 今日はその涙に関して学校で面白い話しがあったので共有したいと思います。

僕は今学期生物、化学、パブリックスピーキング、人文学という4つのクラスを取っています。全てそんなに得意なわけではありませんが、中でも僕が一番苦手意識を持っているのはパブリックスピーキングです。この授業は名前の通り人前でスピーチをする練習をする授業で週2回2時間ずつあります。毎回スピーチをするわけではなく、特に序盤の何週間かはスピーチをする上で大切なことを座学のような感じで先生が丁寧に解説してくれます。今までは自己紹介以外はそんなにスピーチらしいスピーチをしてこなかったのですが、8回目となった今回の授業では少し様子が違いました。今日は即興スピーチと言われるスピーチを実際にやってみるというのがテーマで、テーマが与えられて3分間で内容を構成し2分半〜3分のスピーチをみんなの前でするのが課題でした。ちゃんと準備していっても緊張するのにテーマも直前までわからず、しかも3分間も英語ネイティブ達に自分のつたない英語を話すなんてきつすぎる、と始まる前から思っていた僕は28人中16番目という誰もが飽きて耳を傾けてこないであろう順番をピックしました。テーマは全員異なるのですが、3分しか準備できないこともありどれも自分の人生や学校に関わる話しやすいテーマでした。はじめの12人のスピーチを見終わってみんなすごいなーという気持ちと共に自分大丈夫かな、と少々緊張していました。

そうこうしているうちに僕がトピックを選ぶ番がきました。大量のテーマから僕がランダムに選んだものは”explain to the audience why you don't want to stand in front of class right now to give your extemporous speech"でした。なぜスピーチをしたくないかって?そりゃ英語が得意じゃないからに決まってんだろ、と思うと同時にこのトピックなら話したいことも多いし3分間喋れそうだなと確信を持って嬉々として準備の3分間に入りました。今回のスピーチの最大のテーマは短い時間でいかにスピーチを構成できるかだったのでIntroduction, Body with evidence, Conclusionの3つを確実に抑えながらいかにevidenceの部分を聞く価値のある内容の濃いものにできるかを意識して準備しました。準備の3分というのはあっというまですぐにスピーチをする時がきました。

まずは観客のアテンションを惹きつけるため”こんにちは。今日はみなさんの前でスピーチをしたいと思います”とあえて日本語ではじめました。みんなに”はっ?”っていう顔をされたので素早くそれっぽい理由をつけて英語に切り替えなぜ今スピーチをしたくないかということについて話しはじめました。Introductionはかなりうまくいきみんな笑うところは笑ってくれてこれはいけるなと確信していました。リズムが狂ったのはBodyからです。今回僕がスピーチをしたくない理由に選んだ二つの理由は”英語が苦手だから”と”スピーチの経験が少ないから”でそれぞれ自分のバックグラウンドの話しを存分に入れながら話すプランでした。ただ自分はアメリカにきたのは去年からで英語が母国語じゃないから苦手であり、、、と話していくうちに自分かっこ悪い言い訳して今なにしてるんだろうという壮大な虚無感に襲われ、手は震え始め知らないうちに泣いていました。5人目のスピーチくらいから飽きたような顔をしていたクラスの人達の真剣な、同情をしてくれている視線を見るとさらに悲しくなってきてスピーチをしながらずーっと泣きじゃくっていました。最後にこんな僕でもスピーチができたのでみなさんはもっと自信を持ってスピーチをしてくださいとそれっぽい結論を言って部屋を出ていきました。部屋を出るときに聞こえてきた今日一番の大きな拍手を聞くとさらに虚しくなってきて教室の外でずっと泣いていました。途中で何人かの子が出てきてスピーチよかったよと慰めに来てくれて教室に戻って、先生もよかったから自信持ちなとみんな優しく声をかけてくれたのですが、自分大学生にもなって何してるんだろってずっと思っていました。もちろんこのスピーチをした中で泣いたのは僕だけですしスピーチが終わった後に教室から逃げ出したのも僕だけみたいでした。

学んだことも何もないし今でも思い出すと恥ずかしいですがなんか吹っ切れたかなという気はしています笑 今まではみんなに劣らないようにしようって懸命に背伸びしていろんなことを耐えて来ていたのですが、背伸びしても追いつけないものを追いつこうとすると自分の限界を超えちゃうようです笑 これからは何をするにもあまり自分を苦しめすぎることなくいい意味で開き直って何事にも挑戦していきたいものです。