JJ

JJの気まぐれブログ

漠然とした悩み

明けましておめでとうございます。新年が始まり少し普段よりモチベーションが高かったので、以前からやろうと思っていたApple Musicのプレイリストの整理を今日しました。なんだかんだiPhoneを使い始めて8年ほどになるのですが、今までその時々に気に入った曲を追加していくだけで1回ダウンロードしていたものは放置していたので、見返すと数百曲ほどたまっていました。全てではないものの1曲ずつイントロだけ聞きながら残すか消すかという作業をしていたのですが、その曲をよく聞いていた時の思い出も蘇ってきて少し感傷的になってしまいました。何か書き残しておきたい欲求に駆られたので今回の記事では自分の今の感情に正直になって、それを言語化できたらなと思います。

僕は高校1年生の時に1年間ミズーリ州に留学していたのですが、その年のクリスマスプレゼントにホストマザーからその時にアメリカで流行っていた曲が100曲入っているアルバムをもらいました。それを携帯にダウンロードして宿題をやる時や暇な時間に聞いていたのですが、日本に戻ってきてからは忙しかったこともありあまり聞かなくなっていました。もちろん今でもたまに耳にすることはあるような有名曲ばかりなのですが、今回久しぶりにまとめて聞いてみたら留学時代の自分を思い出してなぜか涙が込み上げてきました。

ミズーリ州での1年間の留学生活は22歳になった今でも人生で1番の経験と自信を持って言える、自分にとってとても濃い1年でした。自分の通っていた中高という狭い世界しか知らずの自信満々の15歳の少年だった僕は、学校に行った1日目に先生の言うことが半分ほどしか聞き取れずに大泣きしていました。自分だけが宿題が何か聞き取れないという今までの人生で経験したことのない屈辱で悔しくて悔しくてその時は泣くことしかできませんでした。それでも若く馬力だけはあったので、毎日毎日一生懸命勉強して集中して聞いて、数ヶ月経ってクリスマスを迎えた頃にはほぼ全てが聞き取れるようになりました。そんな時にこのプレイリストをもらってその時流行りのポップソングを聴くようになるのですが、その時の僕は夢と将来のことで頭がいっぱいの時期でした。英語は聴けるようにはなっていたものの、語彙力がなくエッセイがボロボロだったので学校の勉強に加え新年から毎日2時間単語の勉強をしていました。毎日自分でも成長を感じていたので、将来は本気で世界を変えるリーダーになりたい、と大きな夢を持つようになっていました。具体的には国境というものを無くして、地球上のどこに生まれた人でも平等なチャンスを持てるような世界にするために、自分が率先して世界中の人に今の制度を変える必要性を伝えていきたいと考えていました。

その時から丸7年が経ち僕は現在22歳なのですが、夢自体は幸運なことにその当時のものとあまり変わっていません。ただ大きく変わったことはその夢に対する情熱です。15歳の時は夢は希望に溢れていたのですが、現在はその時ほどのパワーはなく本当に自分なんかがこんな大きい夢を叶えられるのか?と自信がない状態です。自信がなくなった理由は簡単に言うと世界を少し知りすぎてしまったからな気がします。綺麗事で動いていない世界、汚い大人達、権力の偉大さ、お金・地位など大人社会の現実を少しずつ知っていくとともに、どちらかというと世界に対する絶望というかネガティブな感情が湧いてくるようになっていました。世界には多くの人が住んでいますが、みんな歯車の一員といえばそうで、誰であっても他人に簡単に取り替えられてしまう側面を持ち合わせています。自分にしかできない事、というのは見つけるのがとても難しく、何かで大きいことをしようと思っても、自分よりもそれができてしまう人がたくさんいる現実を見ると始める前にめげてしまいます。視野を広げるという意味で大きな世界を舞台に戦おうと思ってチャレンジしてきた僕ですが、正直今はかなり自信を失っている状態です。人間としての基礎能力が自分以上の人が無限にいて、自分の履歴書より遥かに優れた履歴書の同い年も無限にいて、自分より遥かに多くのコネクションを持った人達がすでに無限にいて、ここからその人達よりすごいことを成し遂げることなんて可能なのだろうか?それ以前にそれを成し遂げる努力をすることが自分の幸せに繋がるのだろうか?とネガティブな自問自答をしてしまいます。もしかしたら現実を冷静に見て、一般的に幸せに見える小さな夢を着実に叶えるスタイル(結婚して安定した家庭を持つ、ある程度の収入でストレスなく信頼できる家族や友人とほんわか楽しい人生を送るなど)人達が最も幸せになれるのかなとも思います。

周りからすごいと思われるようなことをするのも立派ですが、それで幸せになれるのは結局他人から褒められ自尊心が向上するからなのではないか。ならば、そもそも始めから何もすごいことをしなくても自分を認めて尊重してくれる人達と幸せを与え・貰いあうのが手っ取り早いのでは、とも思ってしまいます。人生に正解はないのですが、今の自分は何かすごいことをして周りに認められたい・褒められたいという欲求と、その人々の期待感を上回らなきゃという重荷が戦い合っている状態になってしまいました。先週気の知れた友人に、JJはどんなことをしてる時が一番楽しいの?と聞かれ、よく考えたら自分が心の底から楽しんでやっていることなんてほとんどないと言うことに気づきました。毎日勉強して考えている転職や大学院進学のことも楽しくて考えているというよりは、それくらいやらないと自分の人生なんて価値がないという訳も分からぬ固定観念と周りにすごいと思われたい欲求によるものです。ただ満たしたい欲求が他人本位なものしかなく自分本位ではないので、自分の人生は幸せか?と聞かれるとイエスとは答えられません。

今の自分にはどこかネガティブな感情が常に内在していて、周りの人を幸せにすることもできていません。付き合っていた彼女を幸せにすることができなかったどころか、YouTubeで見た動画の一つに僕のように彼女にお金を使うことを嫌う男のことをモラハラ男だというコメントがあり、自分は彼女を傷つけていたのだと気づきました。生きている内はせめて他人は傷つけない人でいたいので、これから価値観を変えて他人は幸せにしてあげられる人になりたいです。自分の幸せに関しては、どんなに自問自答しても結局自分で論理的に今までの自分の人生のストーリー的に一番メイクセンスなものを選んでしまうので、答えはまだわかりません。新しいことには挑戦しているので、自分が心の底から楽しめる何かに出会えたら嬉しいです。人生は考えれば考えるほど難しい!!