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JJの気まぐれブログ

彼女と別れてしまった話し

今日は1127日(日)。普段は日曜日に働いているが、今日は有給消化のため休んでいる。本題に入るが、今日彼女と別れた。昨日対面で長話をしてもう既に結論は出ていたのだが、それが一夜明け正式になったというわけだ。僕は書くことで気持ちを整理できるため、今回も複雑な心境を言語化していきたいと思う。

~理論派の二人~

16 Personalitiesというテストをご存知だろうか。質問に答えることで、自分の性格が16のどれに当てはまるかを判定するものなのだが、僕と彼女は共にISTJだ。その性格の持ち主のことはLogisticianと総称されるらしい。もちろんあくまで一般化されただけであって、個人レベルでの性格は違うわけだが、僕ら二人はどちらも恋愛を俯瞰して論理的に考えていたような気はする。別れた大きな理由は、これからの将来を考えて不確定要素が多すぎたためだ。そんなこと最初からわかっていたが、お互い距離を縮め思い出を作っていくことで、一つずつ問題を解決できると思っていた。

~宗教~

その問題だが、付き合った当初に書いたブログ(https://jjseattlejj.hatenablog.com/entry/2022/08/13/181048?_ga=2.37422183.652969368.1669593474-41873887.1666415995)に記載されている通り、宗教と移住が大きなテーマだった。僕は今まで無宗教だったため、宗教について軽く考えていた。彼女と長期的に付き合うためには、クリスチャン、それもプロテスタントに改宗することが条件だったのだが、結論それをクリアすることはできなかった。これは100僕が悪い。トライは少しした。1度だけだが、日曜に有給を取って彼女と近所のプロテスタントの教会に行った。動画もいくつか見て考え方を学ぼうとしてみた。

ただ、今まで神・宗教なしで生きてこれたため、信じてどんなメリットがあるのだろう?と常に疑念から入ってしまっていた。世界に存在する全ての宗教も、信じられている神も、でたらめだとは思わないし、それぞれにしっかりした理論があるのだとは思う。ただ、神は僕には見えない。神の化身と言われた人間を見ても、一般人と化身を見分けられない。心の中だけでその存在を信じるというのは、信じたいという努力でなんとかなるものではなかった。もちろん、これから生きていく中で、自分が急に宗教に目覚める可能性もゼロではないと思う。もしかしたら、もっと努力して勉強すれば信じられたのかもしれない。彼女に期待に応えられなかったことは申し訳ないと思っている。

~将来的なインドネシア移住~

彼女は来年の89月あたりにインドネシアに戻る。そしてその後は当分そこで親のビジネスを手伝うプランらしい。彼女と付き合うためには僕が来年以降インドネシアに移住する必要がある。だが、僕は家族とシアトルに住んでいて、キャリアも今のところ順調だ。それらを一旦捨てて言葉も文化も違う、今まで一度も行ったことのないインドネシアに移住するのは不確定要素でしかない。もちろん、510年という長期的な目線で見たら、可能性はあるし楽しそうだとは思う。ただ、来年末に全て辞めるのは現実的になかなか厳しいため、移住は最速でも今から2年後くらいかなと思っていた。来年末に一度旅行で行って、そこから移住に向けてと考えてはいたのだが、なんせ自分にとっては未知の国だ。自信満々に2年後に移住しますとは言えなかった。自分勝手でもいいなら、インドネシアには行ってみたいし、将来的な移住も興味はある。ただその興味だけで彼女を2年待たせるのは失礼かなと思ってしまった。

~言語~

また行くにしても現地語をマスターすることは必須だ。ということでインドネシア語を少し勉強してみたが、長い道のりだ。やればできる自信はあるが、そのために他の時間を犠牲にして労力を注ぐ自信はあるとは言えなかった。

~食事~

また食べ物の好みも違った。彼女は四川料理を初めとする辛い料理が好みで、インドネシアベトナム・タイ料理も好きだった。それでいて韓国料理・日本食アメリカンなども大体なんでも食べられる。だが僕は違った。辛いものが食べられないだけでなく、そもそも風味が強い料理が苦手なため、食べに行く時は彼女に合わせてもらっていた。お互い違うものを食べればどうにかなるだろうが、インドネシアに移住したとして、僕は何を食べて生きていくのだろう。それは彼女にとっても不安だったらしい。

~好きだけでどうにかなるほど人生は甘くない~

ここまで書いて思うが、彼女の性格面にはほとんど文句はない。もちろん性格が似すぎるが故に口論をすることもあったが、すぐ解決していたし、パートナーとしては最高だった。なんでも話せたし、一緒にいる時間は本当に楽しかった。人として大好きだし、彼女としてこの上ないクオリティだった。この人なら結婚してもいいなと思えたし、そう思える人だったからこそ、無謀にも聞こえる改宗・移住も本気で考えて付き合ってきた。ただ現実はそう甘くなかった。いくら好きでもここまで不確定要素がある中で、数年待ってほしいとは言えない。そこまで自分に価値があるとは思えないし、宗教一緒で、インドネシアに住んだことがあって、現地語が話せる僕以上の男なんてたくさんいるだろう。

いくら感情的には別れたくなくても、好きという気持ちだけで付き合い続けるのはお互いにとってつらいだけだと思う。だから付き合ってからまだ4ヶ月弱だけど、その中の70日くらいは一緒に過ごしてるし、もしダメならなるべく早めに終わりにしようということで二人で決断した。良い経験だったとは思うが、やはり感情をコントロールをするのは難しい。

彼女とはこれからは友達として接しようということになった。連絡も取るだろうし、会うこともあるだろう。だが、一度恋人として好きになった気持ちをどうコントロールすればいいか難しい所はある。それも経験なのだろうが、人生は本当に難しい。

恋愛だけでなく自分の人生も何もかもが悩みだらけの人生23年目。一体何を求めて、何を目指して、毎日何をしているのだろう。その答えをくれるのが神なのだろうか。困った時は環境を大きく変えることで、見えなかったものが見えてくるものだ。その場所がインドネシアだったのだろうか。感情に素直に生きてみたかった人生。それはそれで辛いだろうけど。では、皆様良いお年を。